カタログギフトは味気ない?
百貨店のギフトコーナーでお馴染の存在のカタログギフトの話です。
見ての通り、大きめの専門店もあるくらい贈答品として人気なんですが、たまに「カタログギフトは無難すぎ」っていう意見を耳にしたりします。
ようするに、相手に選んでもらうぶん贈り物としてハズレが無い代わりに、「当たり障りが無さすぎて味気ない贈り物」っていう評価をされることが多いという話ですね。
相手の欲しい物はカンタンに見抜けない
これに関しては当たってる半分、間違ってる半分だと思ってます。
おそらくカタログギフトを味気ないって思う方は、相手が欲しいものをピンポイントで贈るべしって考えてるとは思いますし、確かにそれが最適解。とはいえ「相手が欲しい物」をダイレクトに当てられるようなケースはほぼゼロに近いです。
実際、どんなに仲の良い間柄だって、欲しいものまでを完璧に当てられるようなことは無いでしょうし、仮に本人に「欲しい物」を直で聞いたとしても、贈り物として貰うことが前提なら、遠慮して本音を答えない可能性のほうが高いんじゃないでしょうか。
貰って困るものを贈るなら、ほぼ確実に相手が欲しい物を受け取れるカタログギフトを、選ぶほうが理にかなってる気がします。だから、もうちょっとカタログの有用性って見直されてもいいんじゃないかなって、ここ数年ずっと思ってます。
要らないものを贈って「喜んだふり」をされるのが一番キツいですし、そんなやりとりをコトあるごとに続けるのが健全な付き合い方とも到底思えないので。
本音が解らない以上は、合理的なギフトを選ぶほうが遥かにスマートで、こっちのほうが礼を弁えてると思うんですね、個人的には。