実は苦労が多いフォント探し
Youtubeやニコニコ動画などの素人が投稿できる動画サイトを見ていると、撮影された画面の中にその様子を解説する文字が入れられているのを見かけます。
この文字の入れ方やタイトルの作り方に動画製作者の個性が現れるというか、動画全体の出来を決めているようにも思います。
ですがそうした文字の現れ方はたくさんの人が注目をしていても、使われる文字の方にまではあまり注意を払われないのが通常です。
ですがよく動画を観察すると、中にはMacやWindowsに標準で入っているフォントとは明らかに違う珍しい字体のものが使われていることもよくあります。
自分は一応専門で学校に通っているのでそれなりに詳しいつもりですが、それでも時々「これどこで見つけてきたんだろう?」と思うほど珍しい字体も見つけます。
あまりパソコンや創作活動に詳しくない人には知られていませんが、実はフォントというのもひとつの創作物で、ものによってはそのフォント一つを使用するためにかなり高額の使用料を支払わないといけないこともあるのです。
しかし趣味で創作活動をしている人にとってはフォントにお金をかけすぎることはできないので、有志として制作をしている人の多くが使用しているのはフリーフォントと呼ばれる著作権フリーのフォントであったりします。
フリーフォントのおすすめ
フリーとして配布されているものであっても、中には高額の使用料のかかるものに匹敵するかそれ以上にすごいフォントもあります。
ただ残念なことに日本語というのはひらがな、カタカナ、漢字とかなり多数の文字を作らないといけないためフリーで配布されているものの数はそんなに多くありません。
英語圏の場合にはフォントを作成するといっても大文字26字と小文字26字の合計52文字作ればよいので、フリーフォントは相当たくさん見つけることができます。
日本語フォントの中でもフリー配布の名作とされているのが「しねきゃぷしょん」や「怨霊」「りいポップ角」といったものです。
これらは誰でもダウンロードサイトに行くと手に入れることができるので、動画にかぎらず何かコンテンツを制作される方なら入れておくと便利です。